昨晩の海外

昨晩の海外市場は、FOMC後の株価反発も、急速に進む利上げペースを嫌気してNY株価主要3指数が大幅反落、スイス中銀の大幅利上げも投資家心理に悪影響を与え、リスクオフの動きの円買いを強めた。米経済指標としては、週間新規失業保険申請件数、5月住宅着工・建設許可件数や6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数と軒並み予想より悪化、米10年物国債利回りは、3.178%まで低下し、ドル売りを誘った。
 ドル円は、日銀金融政策決定会合を控えて131.49まで一時値を下げ。ユーロドルは1.0601まで反発、ポンドドルは、英中銀が0.25%と予想通り利上げしたが、議事録で9人のメンバーのうち3人が0.50%の利上げを支持したこともあって、1.2407まで買い戻された。
 一方クロス円は、一時売りが強まるも、その後は買い戻し優勢となった。ユーロ円は、137.85まで下落後139.96まで反発、ポンド円は159.99から163.79、オージー円は91.97から93.39、NZD円は、82.98から84.45まで値を回復、カナダ円は101.66から102.61まで買い戻された。