昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米長期金利の上昇や軟調な株価を受けて、リスクオフの展開も、全体的にはまちまちの展開となった。米5月卸売物価指数は、資源関連の物価上昇を除くと、総じて予想を下回ったが、引き続きインフレは高水準との見方から米10年物国債利回りが3.497%までじり高となり、ドル相場を支えた。
 ドル円は134.02を安値に、今年の高値を越え135.45まで反発、ユーロドルは、弱い独ユーロ圏6月ZEW景況感指数もあって、1.4850から1.0400まで売りに押され、ポンドドルは、前日の4月月次GDPが2カ月連続でマイナスを記録、英政府が前日にEU離脱の際に決められた「北アイルランド議定書」の一部について、一方的に変更する法案を議会に提出したことなどが嫌気され1.1935まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は139.88まで下落後140.96まで反発、ポンド円が161.35、オージー円は92.44、NZD円は83.62まで一時売りに押され、カナダ円は103.69まで下落後、104.50まで反発した。