今日の裏読み、表読み

本日の経済指標としては、豪5月NAB企業景況感・企業信頼感指数と第1四半期住宅価格指数、独5月消費者物価指数・改定値、英5月雇用統計、独ユーロ圏6月ZEW景況感調査、米5月卸売物価指数などが発表される。
 注目としては、英雇用統計や独ユーロ圏ZEW景況感調査などが弱い結果となった場合、ユーロやポンドの上値を押さえそうだが、やはり焦点は、米CPIに続く5月卸売物価指数で、一応予想は前回より弱めとなっているが、強い結果がリスクとなる。ただ、一定のインフレ低下が見えた場合、昨日までの強いドル買い、債券や株安の反動の動きも見えることで、結果を注視した対応したい。
 その他特別のことはないが、引き続き米株価や長期金利の動向に最大の注意となるが、明日のFOMC結果発表を控えて、昨日のリスクオフの動きに一定の巻き戻しが出る可能性に留意して対応したい。
本日の為替の戦略としては、ドル円は昨日の135.19が一定の達成感となっている可能性があり、今日のところは更に上値を追いは想定せず、134円割れは買い、135円手前は利食いや売りの逆張りスタンスで臨んでみたい。 
 ユーロドルやポンドドルは、調整が深まっているが、少しやり過ぎ感もあって、ここからの下げはベンチャー気味には、買い場探しから、吹き値ではしっかりと利食いや売り狙い。クロス円も、突っ込みは避けて、昨日の安値を睨んで、押し目は買いから入って、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。