昨晩の海外

昨晩の海外市場は、主だった経済指標の発表のない中、先週のCPIが予想を上回ったこと、5月NY連銀の1年先期待インフレ率が6.58%と過去最高となったことを受けて、今週のFOMCで0.75%の利上げが実施されるとの思惑が高まり、NY株価3指数が揃って年初来安値を更新、リスクオフのドル買い、円買いが強まった。尚米10年物国債利回りは、3.44%まで上昇と今年の安値を下回った。尚通常株価の大幅下落で、長期金利は質への逃避で低下するが、これが発生しておらず、不透明感が残るがインフレ懸念が勝る形となっている模様。
 ドル円は、133.59まで下落後134.67まで反発、ユーロドルが1.0400、ポンドドルが1.2108までじり安となった。
 一方クロス円では、ユーロ円が139.39、ポンド円は162.26、オージー円は92.63、NZD円は83.75、カナダ円は103.83まで一時売りに押された。