今日の裏読み、表読み

昨晩は、株価の反発を受けて、リスクオフ相場に巻き戻しが見えた。ただ、これも「あや戻し」の可能性もあり、本日も株価や米長期金利の動向には、最大の関心を持って対応したい。
経済指標としては、豪第1四半期設備投資、加3月小売売上高、米国では、第1四半期GDP・個人消費の改定値、週間前週分新規失業保険申請件数、4月住宅販売保留指数と5月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
個別の指標次第だが、直近米経済指標に弱い結果目立ってきており、弱い結果が7年物国債の入札と合わせて、米長期金利の押し上げにつながるならドル売りリスクとなる。
その他では、大きなものはないが、米下院金融委員会のデジタル資産と今後の金融に関する公聴会などから、悪い話が出て来ると暗号通貨に売りが出て、またぞろリスクオフにつながるので、一応注意しておきたい。
本日の為替の戦略としては、ドル円は、一応126.36が直近安値を支えており、この位置では更に下落は進まないとしても、上値ではやれやれの売りが出易い。128円を睨んで、127円ミドル・アッパーは売り狙い。一方下値は、126.50-00ゾーンが維持できるか注目して、逆張り的に攻めてみたい。
ユーロドルは、1.0350から1.0749まで反発したが、総じて短期的な上下値を見ている感じがあって、これを睨んで逆張りとなるが、ただ下値は1.06ミドルが支えると堅調で、反発では売っても、この維持では買い戻し。割れて1.06前後は買い戻しや買狙いとなる。一方ポンドドルは、対ユーロの巻き戻しもありそうで、1.26越えの期待感。押し目買いからしっかりと利食いながら対応したい。
一方クロス円は、まちまちの戦略となるが、こちらも反発があっても、やれやれの売りが出易く、大きめの戻りがあれば、売り場を探したい。