昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米長期金利が低下、軟調な株価を受けて、ドル売りやリスク回避の動きが強まった。米経済指標としては、5月製造業・サービス業と総合PMIの速報値、4月新築住宅販売件数や5月リッチモンド連銀製造業景気指数が軒並み弱い結果となり、米10年物国債利回りが、2.718%まで低下した。尚ボスティック・アトランタ連銀総裁が、「9月に利上げを停止する」可能性に言及しているが、反応は見えていない。
 ドル円は、一時126.36まで下落、ユーロドルは、ユーロ圏5月製造業・サービス業PMI・速報値が予想を下回ったが、ホルツマン・オーストリア中銀総裁が「7月会合で0.5%の利上げが適切かもしれない」、カザークス・ラトビア中銀総裁も「ECBは50BPの利上げを排除すべきではない」と発言したことから1.0749まで反発、ポンドドルは、英5月製造業・サービス業PMI・速報値が弱い結果となったこと、対ユーロでの売りもあって1.2472まで値を下げた。尚ユーロポンドは、0.8587まで値を上げた。
 一方クロス円では、ユーロ円は135.55、ポンド円が157.99、オージー円は89.25、NZD円は81.29、カナダ円は98.30まで一時売りに押された。