昨晩の海外

昨晩の海外市場は、バイデン大統領が、対中関税の見直しに言及したことが好感され、米株価3指数が大きく反発しリスク回避の動きに巻き戻しが優勢となった。対中関税の引き下げは、米国のインフレを和らげるとの期待感となるが、ただ、米10年物国債利回りは、2.799%から2.873%で高止まりを続けた。 
 ドル円は127.36から127.94で上下、ユーロドルは、独4月ifo企業景況感指数が予想より強い結果となったこと、ラガルドECB総裁が自身のブログで、「第3四半期末までに、マイナス金利を脱却する公算が大きい」、「7月の会合で利上げが可能になる」と示し、ビルロワドガロー仏中銀総裁が「広範囲にわたったインフレのために、金融を正常化しなくてはならない」と発言したことで、1.0698まで反発、ポンドドルは、1.2602から1.2567で小動きに留まった。
 一方クロス円では、ユーロ円は136.81、ポンド円は161.01、カナダ円は100.18まで買い戻されたが、オージー円は90.44から91.00、NZD円は83.33から82.79で揉み合い気味の展開に留まった。