昨晩の海外

昨晩の海外市場は、インフレが企業収益を圧迫するとの見方が続き、米株が大幅に下落したことを受けて、リスクオフの動きが再び強まった。NY株価3指数は、ダウが今年最大の下げ幅となる1260ドル安、S&Pが年初来安値を更新する176P安、ナスダック総合が602P安と大幅下落となった。尚米4月住宅着工件数や建築許可件数は、住宅ローン金利の上昇から予想を下回り、イエレン財務長官が、「米国は市場が決めるドル交換レートにコミット」、「ドルが上昇していることを理解」、「強いドルは他国にとって懸念材料」などと発言したが、影響は見えなかった。
 ドル円は、米10年物国債利回りが、3.014%から2.879%まで低下したこともあり128.01まで下落、ユーロドルが1.0461まで売りに押され、ポンドドルは、英4月消費者物価指数が40年ぶりの高水準となったこともあって、1.2330まで下落した。
 一方クロス円は、ユーロ円が134.08、ポンド円は158.07、オージー円は89.10、NZD円が80.65、カナダ円が99.40まで下落した。