今日の裏読み、表読み

本日の経済指標としては、NZ第1四半期生産者物価指数、日本の1-3月期四半期GDP・一次速報、豪第1四半期賃金・賃金コスト指数、英4月消費者・小売物価指数、ユーロ圏4月消費者物価指数・改定値、加4月消費者物価指数、米国では、4月住宅着工件数・建設許可件数などが発表される。
 日本のGDPは弱い結果が想定されるが、通常日本の指標に、相場は反応しないこともあって、影響は限られそう。豪第1四半期賃金・賃金コスト指数、英月消費者・小売物価指数、ユーロ圏4月消費者物価指数や加月消費者物価指数は、結果の強弱次第で一定の動きが見えるだろうが、反応は大きく出ない見通し。ただ、米国の住宅指標は、住宅ローン金利の上昇もあって弱い結果や米20年物国債入札の好調が、米長期金利の押し下げにつながるか注目したい。
その他G7財務相・中央銀行総裁会議は、ウクライナ情勢を睨んで、ロシアの制裁策や原油禁輸などの話題が協議されると思われるが、具体策を示すことは出来ず、相場に影響を与えることはないだろう。
本日の為替の戦略としては、ドル円は、底堅い展開も、一定の売りも出ているようで、米長期金利次第も、揉み合いを想定して、129-130円レンジか? ただ、米10年物国債利回りに関しては、3%を再度超える上昇となるのか、抑えられるのか、本日は大きな注目となりそう。この点を確認して対応するのが良さそうだ。
ユーロドルやポンドドルは、昨日買い戻しが優勢となったが、良いレベルまで反発しており、上値を追って買うのは避けた。早期は上値を確認しながら売って、買うとしても深めの押し目を待ちたい。またクロス円も一定の上昇を示現しており、上値追いは慎重。安易に売るのも厳しいが、このレベルからは、売り目線となるが、下げが甘ければ、買い戻しを優先しながら対応したい。