今日の裏読み、表読み

昨日は総じて、インパクトのある材料に薄く、揉み合い気味の展開に留まった。本日も、同様な展開が続く可能性に留意して対応したい。
経済指標としては、豪準備銀行・金融政策会合議事録、英4月雇用統計、米国では、4月小売売上高、4月鉱工業生産・設備稼働率、3月企業在庫と5月NAHB住宅市場指数などが発表される。
 注目としては、英国の雇用統計は、直近指摘される英経済の減速傾向を裏付ける結果となるなら、ポンド相場の上値を押さえそう。一方米国では、4月小売売上高が、インフレの悪影響を示すか、直近スタフグレーション懸念が指摘される中、注目を集めそうだ。
 その他本日も要人が多く、パウエルFRB議長は、イベントへの参加ということで、金融政策に言及があるかは不透明だが、引き続き0.75%の利上げの可能性を否定するなら、好感する動きもありそうだ。
本日の為替の戦略としては、ドル円は、127.52の安値から反発が129.64で限定されており、一応昨日指摘した131.35から127.52の中心値129.44を挟んだ展開を前提としているが、若干弱めであり、本日は128.50から129.50のレンジを想定して、逆張りで臨みたい。
ユーロドルやポンドドルは、弱い状況が続くも、一旦直近安値が支えられている。この維持できるか注目となるが、押し目は買っても、反発ではしっかりと利食いや売り狙いで臨む形。またクロス円も先週の下げが、一旦良いレベルとなっており、押し目は買いながら、こちらも、反発ではしっかりと利食いや売り狙いを検討したい。