今日の裏読み、表読み

一応週末は株価に戻り歩調が見えており、今週株価に下げ止まりが見えるか、大きな注目となりそう。一方米長期金利に関しては、FOMCや先週の物価指数の発表を終えて、一定の落ち着きを見せるか焦点となりそうだ。
本日の 経済指標としては、日本の4月国内企業物価指数、中国では、4月小売売上高・鉱工業生産・固定資産投資、独4月卸売物価指数、米5月NY連銀製造業景気指数などが公表される。
注目としては、中国の指標はロックダウンの影響で弱い結果が想定されるが、既に一定の織り込みとなっており、米5月NY連銀製造業景気指数なども明日の米小売売上高の発表を前に、影響は少なそうだ。
その他英欧米の要人発言が続くが、タカ派的な発言が一定相場に影響を与えても、反応は限定されそうで、本日は総じて揉み合い気味の展開を想定したい。
本日の為替の戦略としては、ドル円は、一旦高値付き感も出ており、131.35から127.52のレンジを想定したい。そうなるとこの中心値が129.44となることで、これが上値を抑えると弱い形。超えると堅調もこれを挟んだ50BP程度のレンジなら、本日は129-130円レンジの相場となるか注目して、逆張り的となる。ただ、週末は米国債の利払い償還日となっており、仲値に向けて一定の円買いが出るリスクは考慮して対応したい。
ユーロドルやポンドドルは、弱い状況が続くも、直近安値を維持できるか注目して、これをバックに押し目は買っても、反発ではしっかりと利食いや売り狙い。
一方クロス円は、先週の下げが良いレベルとなっており、押し目は買いながら、こちらも、反発ではしっかりと利食いや売り狙いを検討したい。