本日の裏読み、表読み

昨晩は、久々にリスクオフの円買いが強まった。本日は週末でもあり、この傾向が続くか注目される。
経済指標としては、米4月輸入・輸出物価指数や5月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が発表される。普段はあまり材料とならない輸入物価指数だが、今週はCPIやPPIの結果で、相場が荒れているが、米国のインフレを図る上で、案外注目が集まるかもしれないので注目しておきたい。
その他では、軟調が続く株価や一旦ピーク感が出ている米長期金利の動向次第で、相場が攪乱される動きが続きそうで、しっかりとチェックしながら対応したい。
本日の為替の戦略としては、ドル円は、久々の下落で早期には、値ごろ感で買いニーズが出易そう。仲値向けて押し目買いから入って、しっかりと反発では利食いながら対応したい。またその後は、仲値を上回れるか、仲値で抑えられるか見て対応するが、やはり一旦上値をつけたドル円であれば、反発ではやれやれの売りが出易く、慎重に売り場を探して、下げが甘ければ買い戻しながら対応したい。
ユーロドルは、昨日安値を更新しており、上値が重い状況は続きそうだが、久々のレベルで、ユーロ圏の輸出企業のユーロ買いも出易く、突っ込み売りは推奨できない。早期には昨日の安値を守るなら買っても、しっかりと戻りを待って売る形は続きそうだ。またポンドドルも安値を切り下げており、弱い状況が続くが、週末のショートカバーも出易く、ユーロドル同様な戦略となる。
一方クロス円も値ごろ感からは買いが入り易く、ドル円同様押し目は買いから入って、戻りが重い位置では、しっかりと利食いや売り狙いとなる。