昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米4月消費者物価指数の結果を受けて、「高インフレが続く」との見方と「ピークアウトした」との見方が交錯、ドルが乱高下となった。
 米4月消費者物価は、前年比で8.3%と予想の8.1%を上回ったものの、3月の結果からは減速、一方でコア指数は、前月比や前年比で予想を上回っており、市場の見方は分かれた。米10年物国債利回りは、2.913%から一時3.074%まで急騰後、10年物国債入札を受けて2.907%まで低下した。
 ドル円は、129.58から130.81まで反発後129.45まで下落、ユーロドルは、ラガルド総裁の発言や「ECBは、7月に0.25%の利上げで意見が一致、年内に3回の利上げが妥当と見ている」との報道もあって、1.0502から1.0577まで上昇後、再度売りに押され、ポンドドルも1.2401まで反発後、1.2238まで売り込まれた。
 一方クロス円は、NY株価3指数が、反発してスタートするも、再び年初来安値を割り込んで下落したことで軟調な展開となった。ユーロ円が137.71から136.19、ポンド円が161.32から158.85、オージー円は91.77から89.79、NZD円は83.01から81.49、カナダ円は100.78から99.58まで売りに押された。