昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米4月消費者物価指数の発表を前に、様子見ムードの中、ポジション調整の動きが優勢となった。
 ウィリアムズNY連銀総裁が「6、7月の会合で0.50%の利上げを実施する公算が大きいというシグナルは理にかなっている」、メスター・クリーブランド連銀総裁が「0.75%の利上げを永遠に排除していない」と発言、バイデン大統領が、新たなインフレ対応策を発表したが、反応は総じて限られた。
 ドル円は 米10年物国債利回りが2.942%まで低下したことで、129.86まで下落後130.46まで反発、ユーロドルは、独5月ZEW景況感指数が予想を上回り、ナーゲル独連銀総裁が「ECBの7月利上げ開始を支持する」と発言したが、1.0526までじり安となり、ポンドドルは1.2292まで一時下落した。
 一方クロス円では、NY株価3指数が安値から反発気味となるも、リスクオンの動きは広がらず、ユーロ円が137.03、ポンド円が160.05、オージー円は90.05、NZD円は81.74、カナダ円は99.73まで値を下げた。