今日の裏読み、表読み

昨晩は、一応ロシアの戦勝記念日の式典を睨んで、リスクオフ相場に巻き戻しが出るも、軟調が続く米株価を受けて、更なる展開となっていない。
特に米株価や米長期金利に関しては、FOMCで今後の金融政策の見通しが示されるも、安心が見えておらず、今後も不安定の展開が続き易く、これが相場の波乱要因として、注意しておいた方が良さそうだ。
 本日の経済指標としては、豪4月NAB企業景況感・企業信頼感指数と第1四半期小売売上高、独ユーロ圏5月ZEW景況感調査などが注目されるが、結果次第で一定の動きが見えても、総じてリスク対応の相場展開が続きそうだ。
 その他では、今週は、水曜日の米4月消費者物価指数が最大の焦点となるが、一方で今日から米国債の入札がスタートする。FRBの要人発言も続くことで、3%台まで上昇した長期金利に一定の下落がみえない場合、ドルの堅調が続く可能性が高そうだ。一方アストロ的には、今日から水星の逆行がスタートする。この時期は、相場が乱高下し易くなるが、相場に方向感は出ず、テクニカル的にも不整合な動きが出易いことは、留意して対応したい。
本日の為替の戦略としては、一応GW明けの5-10日ということで、仲値に向けた円売りの動向が焦点となる。早期は130円が維持されると買っても、仲値に向けた上昇ではしっかりと利食いながら、その後は仲値を睨んで、これを越える動きでは、円売りが続き、抑えると円高気味となる可能性に注目して対応したい。
ユーロドルやポンドドルは、現状までの安値が下支えされるか注目して、押し目は買っても、戻りは重く、引き続きしっかりと戻りを待って売る形は続きそう。一方クロス円は、株の軟調を想定すると売りが出易い。値ごろ感で買っても、戻りがあれば、しっかりと利食いや売りを狙ってみたい。