昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ロシアのプーチン大統領が戦勝記念日の式典で正式な宣戦布告をしなかったことで、欧州通貨に買い戻し、米株価3指数が、中国のロックダウンが強化されるとの見通しや米国のスタフグレーション懸念で、揃って年初来安値を割り込む大幅な下落となったことで、リスク回避の資源国通貨売り、米長期金利の上げ渋りを受けた円買いが優勢となった。
 ドル円は、東京午後に米10年物国債利回りが3.203%まで上昇したことで、131.35の高値を付けた後は、NY市場で10年物国債利回りが3.028%まで低下したことで、130.12まで売りに押された。また独10年債利回りが2014年以来、英10年債利回りが2015年以来の水準まで上昇したこともあって、ユーロドルが1.0495から1.0592、ポンドドルは、1.2261から1.2406まで一時買い戻された。
 一方クロス円では、ユーロ円が138.32から137.07、ポンド円は162.20から160.16まで下落、オージー円が90.48、NZD円は82.35、カナダ円は100.14まで売りに押された。