今日の裏読み、表読み

ウクライナとロシアの停戦協議も、主だった進展もなく、リスクオフの動きが続いているが、昨日は米国主導で、ロシア産の原油の輸入を停止するとの話が、大きく市場に懸念を深めたようだ。特にかつてのように、下げれば上がるNY株が酷い状態で、何かそれだけの理由でないような感じもあることは注意かもしれない。(つまり歴史的な高値を付けた可能性)
 本日もユーロ圏のGDPや米国の貿易収支などの発表もほとんど材料となりそうもない。木曜日まで材料で動く可能性は低いが、後はいつロシアが、本格的なキエフ攻撃に踏み切って来るのかが大注意となりそう。空爆でも始まった場合、またぞろリスクオフが広がる可能性が高いことは、留意しておきたい。
 為替の戦略としては、ドル円は、思ったより底堅かったのは驚きだが、引き続き日足の一目均衡表の雲を守っており、本格的に115円が維持されると強気が見えるかもしれない。その場合116円の再トライもありそう。ただ、超えるかは不透明だが、今日は115-116円レンジで検討して、引き続き上下の動きで逆張りから入ってみる形。
ユーロドルは、1.08がキープされていることから、特に1.08ミドルが維持されると突っ込み売りは止めておきたい。1.08割れをバックに買っても、上値は1.0930-40が抑えるなら利食い、またCapが確認できれば、売りも超えると倍返しポイントで、その場合1.10がターゲットとなるか注目したい。
一方ポンドドルは1.31がどうにか維持された形だが、こちらも1.3097をストップに押し目を買っても、1.3160-00などが抑えると利食いながらとなりそう。
また、アストロ的には、原油の重要変化日となっている。昨日一応高値つきを考えると、材料面では不透明も、原油が一定の下げを示すなら、オージードルなども、0.74方向への上昇は売りから入ってみたい。ただ、0.73が維持されると軽く利食い、割れても0.72ミドルはデイ・トレードなら利食い場となりそうだ。