昨晩の海外

金曜日の海外市場は、週末を控えてドルが堅調を維持したが、米12月個人消費支出は、ほぼ予想通りに留まるも、10-12月期雇用コスト指数や1月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値が予想を下回り、米長期金利が低下傾向を示したことが、ドルの上値を抑えた。また10年物国債利回りが、1.771%まで低下したことを好感して、NY株価3指数が軒並みプラスへ戻したが、リスク回避姿勢は見ていない。
 ドル円は115.68を高値に115.12まで一時売りに押され、ユーロドルは、独10-12月期GDP・速報値やユーロ圏1月経済信頼感指数が、予想を下回ったことで、1.1121まで売られた後、1.1174まで一時反発、ポンドドルは、1.3366から1.3434で上下した。
 一方クロス円は、株価の反発にも利食いが優勢となった。ユーロ円は128.85を高値に128.35、ポンド円も154.97から154.10まで下落、オージー円は80.37、NZD円は75.24、カナダ円は90.06まで売りに押された。