昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米長期金利が落ち着きを示すも、上昇してスタートしたNY株価3指数が、午後に入って失速、結局マイナス圏で引けたことで、リスクオフの動きが続いた。
 米10年物国債利回りは、1.842%から1.811%で推移、米株価は、航空3社が揃って赤字決算を発表したこと、ラッセル小型株指数の下落が続いていることが嫌気されている。米経済指標としては、1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は、予想を上回ったが、週間新規失業保険申請件数や12月中古住宅販売件数は、予想より弱い結果となり、総じて影響は限定された。
 ドル円は、114.35から113.96まで値を下げ、ユーロドルは、ラガルド総裁が「ECBは、FRBのように金融政策の変更を急がない」と発言、対ポンドでの売りもあって1.1310までじり安、ポンドドルは1.3600から1.3662まで一時反発したが、このレンジの上下の範囲の動きに留まった。またユーロポンドは、2020年2月以来の0.8306まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が129.05までじり安、ポンド円は155.15まで値を下げ、オージー円は82.98から82.43、NZD円は77.60から77.10、カナダ円は91.71から91.25まで売りに押された。