昨晩の海外

昨晩の海外市場は、軟調な欧米株価を受けて、リスクオフの動きが広がった。NY株価3指数は、ゴールドマン・サックスのさえない決算や住宅ローン金利の上昇を受けた住宅関連株の下落、米長期金利の上昇を受けたハイテク株の売りが相場を圧迫した。米10年物国債利回りは、2020年1月以来の1.881%まで上昇した。また、米経済指標としては、1月NY連銀製造業景気指数が、2020年5月以来の水準まで悪化、1月NAHB住宅市場指数も予想を下回ったが、指標に対する反応は限定されている。
ドル円は、東京時間の高値115.06から114.45までじり安となり、ユーロドルは、予想外に強い結果となった1月独・ユーロ圏ZEW景況感指数にも、ユーロ買いは限定され、地政学リスクの高まりによる対スイスフランでの売りもあって、1.1319まで値を下げ、ポンドドルは、良好な結果となった英12月雇用統計を受けて1.3653まで反発後、1.3573まで下落した。尚ユーロスイスは、1.0381まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が129.70までじり安、ポンド円が155.48、オージー円は82.17、NZD円が77.36、カナダ円は91.23まで下落した。