昨晩の海外

昨晩の海外市場は、注目の米12月消費者物価指数が、前年比7.0%と39年6か月ぶりの水準に達したが、ほぼ予想通りの結果に留まったことで、米長期金利が上げ渋りを見せたこともで、ドルが全面安となった。ただ、米10年物国債利回りは、1.711%まで低下後1.739%まで反発し、総じて揉み合い気味のレベルに留まり、NY株価3指数も、高値圏で揉み合った。ベージュブックでは、「ほとんどの地区はここ数週間で新型コロナ新規感染者数が増加で、レジャーや観光、ホテル、レストランでの利用が突然減少したことを指摘」、「ほとんどの地区は、価格の堅調な上昇を報告したが、価格上昇がここ数カ月のペースから若干鈍化したことにも言及」と示されたが、影響は見えていない。 
ドル円は、114.38まで下落、ユーロドルが1.1453、ポンドドルは1.3715まで上昇した。また、本日もNATOとロシアの協議が続いているが、妥協点を見いだせていない模様で、ドルスイスは0.9130まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は131.48を高値に130.96、ポンド円も157.72から156.76まで売りに押され、オージー円は83.09から83.69、NZD円も78.16から78.71まで一時反発、カナダ円は92.18を高値に91.47まで値を下げた。