昨晩の海外

昨晩の海外市場は、市場が警戒感を強めたパウエルFRB議長の、再任指名公聴会では、利上げやバランスシート縮小について言及したものの、正常化の時期については何も決定していないと述べ、想定よりタカ派でないとの見方から株価が反発、リスクオフの動きに巻き戻しが優勢となった。尚、パウエルFRB議長は、同時に「今年の後半にバランスシートの縮小を開始するだろう」とも述べている。また、IMFが、「今年の世界の成長が著しく減速する」と指摘、複数のFRB要人が、「3月に利上げを開始するのが適正」と述べたが、悪影響は見えていない。
 ドル円は、115.68を高値に、米10年物国債利回りが、1.783%から1.739%まで低下したことで、115.27まで売りに押され、ユーロドルは1.1313から1.1375まで反発、ポンドドルも1.3562を安値に1.3634まで上昇した。 
 一方クロス円では、ユーロ円が131.20、ポンド円は157.32、オージー円は83.23、NZD円は78.36、カナダ円は91.81まで反発した。