昨晩の海外

昨晩の海外市場は、先週のブラード・セントルイス連銀総裁の「FRBは、3月に金利を引き上げることが可能」とのタカ派発言やIMFが、「FRBの急速な利上げの備えるべき」との見解を示したことが嫌気されて、NY株価3指数が大きく下落し、リスクオフの動きが広がった。NYダウは591ドル、S&Pが94ポイント、ナスダック総合指数は405ポイントまで一時下落した。一方米10年物国債利回りは、一時1.808%まで上昇幅を拡大したが、その後1.775%まで低下したことで、影響は大きく見えなかった。また、ジュネーブで行われた米露協議では、ロシアが「ウクライナに侵攻するつもりはない」としたが、同時に「ウクライナが、NATOに加盟しないとの確約は絶対に必要」としたことで、目立った進展は見えなった。
 ドル円は、115.05まで下落、ユーロドルは、ロシア中銀の外貨準備高のユーロ比率が拡大したことで、1.1345まで買われた後、1.1285まで下落したが、このレンジで揉み合い、ポンドドルは、1.3604を高値に1.3533まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は130.16、ポンド円は155.95、オージー円は82.34、NZD円は77.59、カナダ円は90.64まで売りに押された。