昨晩の海外

昨晩の海外市場は、イベントを控えたポジション調整的なリスクオン・ムードも、FOMC議事録が想定以上にタカ派的内容となったことで、NY株価3指数が大きく調整、リスク志向の動きに巻き戻しが優勢で引けた。米12月ADP全米雇用報告は、非農業部門雇用者数が+80.7万人と予想の+40.0万人を大幅に上回り、FOMC議事録では、「労働市場やインフレの状況を踏まえて、以前の予想よりも早めに、あるいはより速いペースでFF金利を引き上げることが正当化される可能性」、「多くの参加者はバランスシートの縮小ペースについて前回の正常化局面よりも速くなる可能性が高い」との見解が示され、ドルの買い戻しにつながった。また米10年物国債利回りは、一時1.7087近辺まで上昇した
 ドル円は、115.62まで下落後116.18まで反発、ユーロドルは1.1346まで上昇後、1.1302まで売りに押され、ポンドドルも1.3599を高値に1.3549まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円は130.88から131.60まで上昇後売りに押され、ポンド円も156.58から157.77まで一時反発、オージー円は84.30まで反発後83.78、NZD円は79.25から78.85まで売りに押され、カナダ円は90.87から91.38まで上昇後90.96まで値を下げた。