昨晩の海外

昨晩の海外市場は、クリスマス休暇で市場参加者が減少する中、オミクロン株に対する懸念が和らいだことで堅調が続く株価を受けて、リスクオフ相場の巻き戻しが続いた。米経済指標としては、週間新規失業保険申請者数は予想通り、11月個人消費・消費支出や耐久財受注額、11月新築住宅販売件数などが強い結果を示したが、相場の反応は見えなかった。また、プーチン大統領が「軍事行動は望んでいない」、「ウクライナへの軍事進攻は、欧米の対応次第」と述べ、バイデン政権の高官は「ウクライナを巡るロシアの安全保障提案、同意できない部分もあるが検討すべき事項も含まれている」、「NATOの東方拡大停止とのロシアの提案にまだ実質的な返答をしておらず、1月の会談で返答予定」と述べており、相場に影響は出ていない。
 ドル円は、米10年物国債利回りが1.5015まで上昇したことで、114.45まで強含み、ユーロドルは、1.1290を安値に1.1338まで反発、ポンドドルは、ユーロクロスでの買いに支えられて1.3438まで上昇した。ユーロポンドは、0.8416まで一時下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は、129.05まで下落後129.73まで反発、ポンド円は153.72、オージー円は82.99、NZD円は77.81から78.24、カナダ円は89.42まで値を回復した。