昨晩の海外市場は、週末の米11月消費者物価指数の発表を控えて、様子見ムードの強い展開も、週間新規失業保険申請件数が18.4万件と予想の22.0万件より強い内容だったこと、米10年物国債利回りが、1.475%から不調な30年物国債入札後一時1.51%に迫る上昇となったこともあって、ドルは堅調な展開となった。NY株価3指数は、中国恒大集団のデフォルトに対する懸念が残り、マイナス圏で引けるもリスクオフの動きは強まっていない。
ドル円は、米長期金利の低下を受けて113.27まで下落後、113.65まで一時反発、ユーロドルは、対クロスでの売りもあって1.1279までじり安、ポンドドルは、1.3171まで下落後1.3220まで反発した。
一方クロス円では、ユーロ円は127.94まで下落、ポンド円は149.50から150.18で揉み合い、オージー円が80.92、NZD円が76.90、カナダ円は89.16まで売りに押された。