昨晩の海外

金曜日の海外市場は、注目の米11月雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比+21.0万人と市場予想の+53.0万人を大幅に下回り、更に平均時給も弱い結果となったことで、一時ドル売りが強まったが、一方で失業率は、4.2%と市場予想の4.5%より大きく改善を示し、ブラード・セントルイス連銀総裁が、「テーパリング完了前に利上げを検討することもできる」、「テーパリングは来年3月までに終了するべき」と発言したこともあって、米10年物国債利回りが、米雇用統計後の1.409%から1.472%まで反発し、ドル相場に買い戻しを誘った。ただ、その後利回りが1.3329%まで低下、高く始まったNY株価3指数が下げ足を速めたことで、リスクオフの円買いが強まる形で週末の取引を終了した。
 ドル円は、米雇用統計発表直後113.00まで下落したが、一時113.61まで反発も、112.56まで売りに押された。またユーロドルは、1.1333を高値に1.1267まで下落後、1.1327まで再度反発、ポンドドルは1.3308を高値に1.3210まで一時下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は128.34の高値から127.39,ポンド円が150.77から148.98、オージー円は80.21から78.79、NZD円も77.13から75.97まで下落、カナダ円は、強い加11月雇用統計を受けて89.13まで反発後、87.71まで売りに押された。