昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数が、予想より強い結果となり、米10年物国債利回りが、1.410%から1.466%まで上昇したことなどから、ドルが堅調な推移となった。この日もFRB要人から、テーパリング加速を推奨する発言が相次ぎ、ドル相場を支えた。また、OPECプラス閣僚級会合では、「現在の原油増産計画を2022年1月も維持することで合意した」と伝わり、一時WTI原油先物価格が急落したが、下げ止まりを見せたことで影響は限定された。
一方米株価3指数は、米国で2人目のオミクロン株感染者が確認されたが、悪影響は見えず大きく反発したが、為替市場はで、リスクオンの動きを見えていない。
 ドル円は、112.71から113.24まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏10月卸売物価指数や失業率が、良好な結果となり1.1348まで反発後、レーン・フィンランド中銀総裁が、「ユーロ圏のインフレはほとんど一時的なもの」が発言したことなどから1.1295まで下落、ポンドドルは、1.3277から1.3334で上下した。
 クロス円では、ユーロ円は、128.23から127.75、ポンド円は150.81から150.05、オージー円は80.57から79.92、NZD円は77.26から76.67、カナダ円は88.68から87.85で揉み合い気味の展開に留まった。