昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ホワイトハウスが、「バイデン大統領は、次期FRB議長に。パウエル現議長を再指名し、副議長にブレイナード理事を指名する」と伝わり、FRBの金融政策に対する不透明感が後退、米株価の上昇を受けたリスクオンの動きに加えて、米長期金利の上昇を背景にドル買いが強まった。米10年物国債利回りは、米10月中古住宅販売件数が予想を上回ったことや米国債の入札結果を受けて、1.634%まで上昇した。尚、指名を受けたパウエルFRB議長が、「インフレの定着を防ぐために手段を行使する」、ブレイナードFRB理事は、「インフレの抑制にコミットする」と述べたことで、引けにかけて、NY株価3指数が、大きく値を消したが反応は限られた。
 ドル円は、114.96までじり高、ユーロドルは、メルケル独首相が「ドイツの新型コロナウイルスの状況は今までよりも酷い状況」と述べたこともあって、1.1231まで売りに押され、ポンドドルも1.3384まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が128.57から129.32、ポンド円は153.12から154.07まで反発、オージー円が82.70から83.22、NZD円は79.78から80.19、カナダ円は90.22から90.61値を戻した。