昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米9月消費者物価指数が予想を若干上回ったことで、一時ドル買いが強まるも、米10年物国債利回りが、上げ渋ったことでドル買いは限定された。またFOMC議事録では、「物価面でのテーパリング開始条件はすでに満たされた。テーパリングは11月中旬か12月中旬に開始する可能性がある」と示されたが、一定の織り込みの範囲と捉えられて、ドルの売り戻しが優勢で引けた。米10年物国債利回りは、1.526%から1.563%まで上昇後、好調な30年物国債入札やFOMC議事録の「かなりの参加者から、今後2-3年現在の低金利政策を維持するべき」との言及を受けて、上げ渋った。一方NY株価3指数は、まちまちの展開となったが、市場に大きな影響は見えなかった。
 ドル円は、113.80まで上昇後、113.23まで売りに押され、ユーロドルは、1.1536から1.1597、ポンドドルは、1.3588から1.3665まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円は、131.00を下値に131.47まで上値を塗り替え、ポンド円は、154.96まで上昇後154.44を下値に上下、オージー円が83.72まで値を上げたが、NZD円は、対豪ドルでの売りに頭を押さえられ、79.02から78.59で上下、カナダ円は91.36から90.97まで一時値を下げた。