昨晩の海外

昨晩の海外市場は、水曜日の米9月消費者物価指数やFOMC議事録の発表を控えて、ドルの買い戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、1.621%を高値に、米8月雇用動向調査が、前回から弱めとなったこと、3年、10年物国債入札結果を受けて、1.565%まで低下したが、ドル売りは限られた。
尚IMFが、最新の世界経済見通しを公表、サプライチェーンの混乱とインフレ圧力が新型コロナウイルス危機からの回復を阻害しているとして、2021年の世界経済見通しを7月時点から引き下げたが、事前にアナウンスされていたことで、影響は見えなかった。
 ドル円は、113.79まで上昇、ユーロドルが、弱い独やユーロ圏10月ZEW景況感指数を受けて1,1524まで値を下げ、ポンドドルは、英9月失業率や失業保険申請件数が、改善したことで1.3638まで反発後、1.357まで一時下落した。
 一方クロス円は、米株価3指数が、反発スタートも、3日連続でマイナス圏で引けたことが、上値を抑える形となった。ユーロ円は131.28、ポンド円が154.83、オージー円は83.81、NZD円が79.08、カナダ円は91.42まで一時値を上げたが、その後上げ渋った。