昨晩の海外

昨晩の海外市場は、中国恒大集団株の取引停止を発端とした、大幅なアジア株の下落が、海外市場に波及し、NY3指数も大幅に下落したが、リスクオフの動きは広がっていない。ただ、質への逃避から米10年物国債利回りが、1.507%から1.465%まで低下傾向を示したことが、ドルの上値を抑えた。また、FB、インスタグラム、ワッツアップに世界規模で通信障害が発生したが、金融市場に大きな影響を与えていない。
 株価面では、米国では、米債務上限問題の警戒もあって、NYダウが504ドル、ナスダックが385P、S&Pは78Pまで下落、ナイト・セッションの日経平均先物も大証終値比590円安の2万7640円まで一時下落した。尚、バイデン大統領が、「債務上限を超えないことは保証できず、それは共和党次第」と発言したが、市場の反応は見えなかった。
 ドル円は111.30を高値に110.82まで下落、ユーロドルは1.1640、ポンドドルは、1.3641まで上昇した。
 一方クロス円では、ユーロ円が129.38、ポンド円は151.53まで反発、カナダ円は。「OPECプラスが、11月も現行の生産方針を維持」との報道を受けて、原油価格が2014年以来の高値を更新したことで88.53まで反発、オージー円は81.18まで反発後80.64、NZD円も77.62から77.10まで売りに押された。