昨晩の海外市場は、一時「中国当局は中国恒大集団の破綻に備えるよう地方政府に指示した」との報道を受けて、リスク回避の動きも、その後FOMCを無事に通過したことで、NY株価3指数が大幅に反発したことで、リスク回避の動きに、大きく巻き戻しとなった。たた、米10年物国債利回りが、1,434%まで上昇したことが、ドルの下値を支えた。また、米週間新規失業保険申請件数、8月シカゴ連銀製造業指数や9月製造業・サービス業PMI・速報値が、予想より弱い結果となり、8月景気先行指数が予想を上回ったが、材料視されなかった。
ドル円は、クロス円での買いを伴い110.33まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏9月製造業・サービス業PMI・速報値が予想を下回ったが、悪影響は薄く1.1750まで買い戻され、ポンドドルは、英中銀が、政策金利と資産購入枠の据え置きを発表したが、前回のソーンダーズMPC委員に加えてラムスデン英中銀副総裁も資産買い入れ額の縮小に、票を投じたことで、1.3751まで値を上げた。
一方クロス円では、ユーロ円が129.53、ポンド円は151.49、オージー円は80.61、NZD円は78.11、カナダ円は87.21まで上昇した。