昨晩の海外

昨晩の海外市場は、明日のFOMCを控えて、様子見ムードの中、「中国恒大集団は少なくとも2つの銀行に支払い遅延」との一部報道を受けて、再び恒大集団のデフォルト懸念が高まり、リスクオフの円買いが優勢となった。NY株価3指数は、反発してスタートしたが、上値は重く、辛うじてナスダックがプラス圏を維持したが、ダウとS&Pは、マイナス圏に沈んで終了した。一方米10年物国債利回りは、不調な20年物国債入札を受けて、1.304%から1.328%まで反発、OECDが、今年のGDP成長率見通し・改定値を発表、米国と日本の見通しを引き下げ、ユーロ圏を引き上げたが、相場に対する影響は限定された。
 ドル円は、109.71を高値に109.18まで下落、ユーロドルは、1.1749から1.1715で揉み合い、ポンドドルは、1.3694まで反発後1.3642まで下落した。
 一方クロス円は、軟調気味な株価もあって、アジアでの戻り高値から再度売りに押された。ユーロ円が128.00、ポンド円は148.96、オージー円は78.86、NZD円が76.37、カナダ円は85.04まで値を下げた。