昨晩の海外

昨晩の海外市場は、週間新規失業保険申請件数が、予想を上回ったが、米長期金利の低下やECB理事会の結果を受けて、ドルの売り戻しが優勢となった。またNY株価3指数は、軟調に終わったが、リスクオフのドル買いは出ていない。
 ドル円は、米10年物国債利回りが1.344%から1.287%まで低下したことで、109.62まで下落、ユーロドルは、ECB理事会の声明で、「パンデミック緊急購入プログラムのペースを前2四半期の月額800億ユーロから小幅に縮小する」と発表したことで、1.1841まで反発後、ラガルドECB総裁が、「ECBはテーパリングではなく、微調整を行う」との見解を示したことで、1.1805まで下落後このレンジで上下、ポンドドルは、対ユーロでの買いに1.3863まで上昇した。またユーロポンドは、0.8524まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は129.67まで下落、ポンド円は152.18まで反発、オージー円は、81.21から80.79、NZD円は78.34から77.95まで下落、カナダ円は86.39を安値に、マックレム加中銀総裁が「量的緩和による景気刺激策を継続する必要がない時期に近づいている」と発言したことで86.91まで一時反発した。