昨晩の海外市場は、米8月ADP全米雇用報告が、+37.4万人と予想の+61.3万人と2か月連続で、大きく下回ったことを受けて、ドルが軟調な展開となった。ただ、その後発表された8月ISM製造業景気指数が予想を上回ったことが、ドルの下値を支えた。米10年物国債利回りは、1.284%まで低下後。1.314%まで反発、株価面では、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大の懸念で、NYダウは3日続落、一方ナスダックは最高値を更新、S&Pはわずかにプラス圏で引け、為替市場に大きな影響は見えなかった。
ドル円は、110.42を高値に109.88まで一時売りに押され、ユーロドルが、バイトマン独連銀総裁のタカ派発言もあって、1.1857まで反発、ポンドドルも一時1.3799まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円が130.45まで上昇、ポンド円は151.96から151.46まで値を下げ、オージー円は、対NZドルの買いが支え81.24まで反発、NZD円は77.58から77.85の安値圏で推移、カナダ円は、OPECプラス会合の決定が予想の範囲に留まり、87.73を高値に87,13まで売りに押された。