昨晩の海外

昨晩の海外市場は、FOMCの結果発表を控えて、ドル買いが優先するも、FOMCでは、予想通りに政策金利が据え置かれ、その後のパウエルFRB議長も記者会見で、「労働市場の完全な回復までには時間がかかる」、「利上げには程遠い」と慎重な発言を続けたことから、米10年物国債利回りが、1.275%を前に上げ渋り、1.226%まで低下したこともあって、ドルの売り戻しで終了した。また、テーパリングに関しては、「時期やペース・構成を巡り、初めて突っ込んだ討議をした」としながらも「テーパリングの時期は決定しておらず、適切な時期については様々な見方があり、今後のデータ次第」とした。
 株価面では、米民主党・上院議員が「超党派によるインフラ法案が合意に達し、水曜夜に採決が実施される」と述べたが、ナスダックがプラス圏で引けるも、ダウやS&Pがマイナス圏で引け、相場の反応は総じて薄かった。
 ドル円は110.28まで上昇後109.84まで下落、ユーロドルが1.1773から1.1849、ポンドドルも1.3844から1.3912まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円は130.24、ポンド円は153.00、オージー円が71,15、NZD円は76.55、カナダ円は87.84上昇した。