昨晩の海外

金曜日の海外市場は、予想を上回る強い米6月小売売上高を受けてドル買いが優勢も、ミシガン大消費者信頼感指数・速報値が予想を下回り、米10年物国債利回りが、1.296%まで低下、上昇してスタートしたNY株価3指数が、「デルタ変異株」の感染拡大に対する懸念などもあって、下落幅を拡大して引けたことで、リスクオフ気味の動きで終了した。 
 ドル円は、小動きながら一時110.34まで上昇も上値を抑えられ、ユーロドルは、「来週の理事会で、フォワードガイダンスの変更を巡って意見が対立している」との一部報道があったが影響は見えず、1.1822から1.1792で上下した。また、ポンドドルは、イングランドで19日から感染対策の規制がほぼすべて撤廃される予定だが、1日の新規感染者数が5万人を突破しており、懸念が残ることで1.3863まで反発後1.3761まで下落した。
 クロス円では、ユーロ円は130.28まで一時上昇も、ポンド円が151.43、オージー円は81.35まで売りに押され、NZD円は77.41から77.05での小動きに留まり、カナダ円は87.73を高値に87.13まで下落した。