昨晩の海外市場は、月末・半期末を睨んで、ドル買いや円買いが優勢となった。また、金や銅など貴金属相場が総崩れとなったこともドルを下支えしたが、予想を上回る強い結果となった米4月住宅価格指数とケース・シラー住宅価格指数や6月消費者信頼感指数にも、米10年物国債利回りが、1.509%で上げ渋ったことが、ドルの上値を抑えた。またNY株価は、ダウは高値を消すも、ナスダックやS&Pは、本日も史上高値を更新したが、リスク志向の動きは広がっていない。
ドル円は、110.76を高値に110.43まで一時下落、ユーロドルが1.1878まで売りに押され、ポンドドルは、引き続き英国内のコロナ感染再拡大を嫌気する形で1.3815まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が131.28、ポンド円が152.62、オージー円は83.01、NZD円は77.16、カナダ円は89.14まで下落した。