昨晩の海外

昨晩の海外市場は、主だった材料に薄い中、アジアで買われたドルに、売り戻しが優勢で引けた。前日に続いて、プーチン大統領「ロシアは、石油やガスの取引決済にユーロなど他通貨を使う可能性」、「ロシア石油企業が、ドル建て決済をやめればドルにとって深刻な打撃に」と発言、「ロシアは外国為替の流動性をユーロにシフトする刺激策を計画している」との一部報道も影響した模様。米10年物国債利回りは、1.582%から1.562%のレンジで小動きとなり、NYダウやS&Pは反落、ナスダック指数はプラス圏で引けたが、影響は限られた。
 ドル円は109.19まで下落、ユーロドルは、独4月製造業新規受注は、予想を下回ったが影響は薄く、1.2145を安値に1.2202まで反発、ポンドドルも1.4112から1.4191まで上昇した。
 一方クロス円では、ユーロ円が132.89から133.32、ポンド円は154.56から155.03、オージー円が84.66から84.86、NZD円は78.80から79.14まで反発、カナダ円は90.33から90.65での小動きに留まった