昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ロシアのシルアノフ財務相が「同国政府系ファンドがドル保有高をゼロにし、ユーロや人民元、金資産にシフトする計画」と発表したことで、一時ドル売りが見えるも、米5月ADP全米雇用報告、週間新規失業保険申請件数、5月サービス業・総合PMIの改定値や5月ISM非製造業指数などが軒並み津甥結果となったことで、米長期金利が上昇、ドル買いが強まる形で引けた。
5月ADP全米雇用報告は、予想+65.0万人に対して+97.8万人、週間新規失業保険申請件数は、38.5万件となり予想の39.0万件を下回った。また、米10年物国債利回りは、1.584%から1.630%まで上昇、NY株価は、3指数ともマイナス圏で引けた。尚、インフラ投資の財源としての法人増税案を、バイデン氏が撤回を示唆したと報じられたが、影響は見えなかった。
 ドル円は110.32まで上昇、ユーロドルは1.2208から1.2118まで売りに押され、ポンドドルも1.4087まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は133.63まで下落、ポンド円は155.82から155.33で上下、オージー円が84.31、NZD円は78.58まで下落、カナダ円は90.91から91.15で上下した。