昨晩の海外

昨晩の海外市場もまちまちの展開となったが、米長期金利の低下傾向が続いたことで、ドルは軟調な動きで終了した。米4月新築住宅販売件数や5月消費者信頼感指数が予想を下回ったこともあり、米10年物国債利回りは、クオールズFRB副議長やクラリダFRB副議長が、「インフレ圧力は一過性のもの」と見解を示したこともあって、2年物国債入札後1.555%まで低下、NY株価3指数も軟調な展開で終了した。
 ドル円は、アジア夕方の安値108.56から109.07まで一時買い戻されたが、その後米長期金利の低下に値を消し、ユーロドルは、独5月ifo企業景況感指数が予想を上回るも1.2266から1.2226で揉み合い、ポンドドルは、対ユーロでの売りで1.4116まで下落、ユーロポンドは、0.8672まで上昇した。
 一方クロス円では、ユーロ円が133.61まで上昇、ポンド円は154.46を高値に153.83まで売りに押され、オージー円は84.68を高値に84.30、NZD円は78.97から78.59、カナダ円は90.51から90.20で推移した。