昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数や1-3月期非農業部門労働生産性の速報値などの経済指標が予想より強い結果となったが、米長期金利が低下気味となったことで、ドルが軟調な推移となった。米10年物国債利回りは、1.589%から1.557%まで下落、堅調な株価もドルの上値を抑えた。
 ドル円は、109.40から109.00まで下落、ユーロドルは1.2072まで反発、ポンドドルは、英MPCが、政策金利と資産購入規模の据え置きを発表したことで、1.3858まで下落後、ホールデンMPC委員が、国債規模縮小を主張していたことや資産買い入れファシリティで、「国債買い入れペースが遅くなる可能性」が指摘されたことがわかると一転1.3941まで上昇したが、その後ベイリー英中銀総裁が、「国債買い入れペースの減速は政策の変更ではない」と発言したことで、再び1.3863まで売り込まれた。
 一方クロス円では、ユーロ円が131.85まで一時上昇、ポンド円は152.13から151.24で上下、オージー円が84.95、NZD円は78.97、カナダ円は89.85まで上昇した。