昨晩の海外

昨晩の海外市場は、総じて揉み合い気味の展開に留まった。ウィリアムズNY連銀総裁が「今年のインフレ率は2%以上になると予想しているが、一時的なものだろう」とハト派よりの発言をしたこと、米4月サービス業と総合PMIの改定値は予想を上回ったが、4月ADP全米雇用報告やISM非製造業指数が、予想を下回ったことで、米10年物国債利回りが、1,568%まで低下したことがドルの上値を抑えた。株価面では、NYダウが最高値を更新、S&Pは反発したが、ナスダック指数は、バイデン政権が、ワクチン特許の一時的放棄を検討しているとの報道で、ワクチン関連の株価が急落したことで、4日連続で下落した。
 ドル円は109.48から109.15で推移、ユーロドルは1.1986から1.2020、ポンドドルは、1.3876から1.3927で上下した。
 一方クロス円では、ユーロ円は130.99から131.39、ポンド円は152.24から151.76で揉み合い、オージー円は84.70、NZD円は78.83、カナダ円は89.16まで値を上げた。