昨晩の海外

昨晩の海外市場は、台湾国防部が、中国軍の戦闘機が台湾の防空識別圏に侵入したとの声明を発表したことを受けて欧米株価が下落、リスク回避の動きの中、イエレン財務長官が「景気過熱を抑制するため金利上昇が必要になる可能性」と発言したことで、米長期金利が反転上昇したこともドル相場を支えた。
 ドル円は109.49を高値に109.04まで下落、ユーロドルが1.1999まで下落、ポンドドルも1.3839まで売りに押されたが、ジョンソン首相が、ロックダウン措置を来月21日にも解除できるとの見通しを示したこと、今週の英中銀金融政策委員会で、テーパリング開始について議論されるとの見方が支え、1.3898まで反発した。 
 一方クロス円では、ユーロ円が131.15まで下落、ポンド円は152.07から150.01で上下し、オージー円は83.94、NZD円は77.71まで売りに押され、カナダ円は88.97から88.44で上下した。