金曜日の海外

金曜日の海外市場は、米長期金利が低下気味となったことで、ドルが軟調な推移も、週末を控えた揉み合い気味の展開で引けた。米3月住宅着工件数や住宅指標は予想を上回ったが、4月ミシガン大消費者信頼感指数の速報値が予想を下回ったことで、影響は限定された。米10年物国債利回りは、1.592%から1.550%まで低下後、引けにかけて1.598%まで上昇したが、引け際で影響は限られた。一方米企業決算が軒並み良好な内容となっていることもあってNYダウとS&Pが史上高値を更新、一時マイナス圏にあったナスダックもプラス圏を回復して引けたが、リスクオンの動きにはつながっていない。また、この日米財務省が、半期為替報告書を公表、為替操作国の指定はゼロ、監視リストに中国、日本やメキシコなど11カ国が指定されたが、相場に対する影響は限定された。 
 ドル円は、日米首脳会談を控えて警戒感が残り108.70から108.90で揉み合い、ユーロドルは、イタリアの景気刺激策の期待感が支え1.1995から1.19723で推移、ポンドドルは、対ユーロでの買いで1.3840まで値を上げた。
 一方クロス円では、ユーロ円が130.26から130.47で推移、ポンド円は150.57まで上昇、オージー円が84.10、NZD円が77.61まで下落、カナダ円は87.12から86.92の小動きに留まった。