昨晩の海外

昨晩の海外市場は、特別な材料もなく、米長期金利の動きが限定されたこともあって、総じて揉み合い気味の展開に終始した。米10年物国債利回りは、1.613%から1.648%まで上昇後、1.629%まで低下した。株価面では、NYダウが、好調な米金融機関決算を受けて一時233ドル高まで上昇も、午後になって値を消し、ナスダックやS&Pは軟調な終了に終わった。また、パウエルFRB議長のインタビュ-では、「2022年末まで政策金利は引き上げられない可能性は高いが、データ次第ではある」、「量的緩和の縮小は利上げのかなり前となる可能性」と示されたが新味はなく、米地区連銀経済報告では、「米経済活動は緩やかなペースで拡大した」、「物価は前回報告からわずかに加速した」などと指摘されたが、相場への影響は限られた。
 NYダウは一時233ドル高から値を消し、ナスダックやS&Pは軟調な終了となった。
 ドル円は109.10まで一時反発、ユーロドルは、ECB要人の緩和継続の発言が続いたが1.1987まで反発、ポンドドルは、1.3809から1.3751で上下した。
 一方クロス円では、ユーロ円が130.58まで上昇、ポンド円は150.46から149.80で上下、オージー円が84.30、NZD円は77.91、カナダ円は87.17まで反発した。