昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米3月ADP全米雇用報告が、+51.7万人と市場予想の+55万人を下回ったが、前月分が上方修正されていたこともあり、ドル売りは限定された。また月末・四半期末のリバランス・フローで、ロンドン・フィキシングに向けて、ドル売りが一時強まったが、総じて揉み合いの範囲から逸脱しなかった。株価面では、米長期金利の高止まりにも、ナスダック指数は上昇したが、NYダウは、バイデン大統領のインフラ投資計画の発表を控えて、横ばいの動きに留まった。
 ドル円は、アジア時間の高値110.97から111.41まで一時利食いに押され、ポンドドルは1.3813まで買い戻された。またユーロドルは、1.1704から1.1760まで反発したが、フランスで土曜日から4週間にわたるロックダウン開始が正式に発表されたことが嫌気された。
 一方クロス円では、ユーロ円は129.67から130.04、ポンド円は152.79から152.21、オージー円が84.48から84.05は、NZD円は77.73から77.24、カナダ円は88.25から87.84で上下した。