昨晩の海外

昨晩の海外市場は、月末・四半期末を睨んで、ドル買いが優勢となった。米長期金利の高止まりや軟調な株価もドルの下値を支えた。米10年物国債利回りは、一時1.77%台まで上昇、NY株3指数は、そろってマイナス圏での推移に終わった。米経済指標としては、1月住宅価格指数は予想を下回ったが、1月ケース・シラー住宅価格指数は予想を上回り、3月消費者信頼感指数が大幅に予想を上回ったことが、株価の下支えとなった。また、IMFが今年の成長率見通しを上方修正すると発表、WHOが、「新型コロナウイルスが、武漢研究所から発生した可能性は低い」と公表、日米を含む14カ国が「中国に対しての世界保健機関の調査は、著しい遅れがあり、オリジナルやサンプルへのアクセスの欠如がある」との共同声明を発表したが、相場に対する影響は見えなかった。
 ドル円は昨年3月以来となる110.43まで上昇、ユーロドルは1.1712、ポンドドルは、1.3706まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が129.55から129.18、ポンド円が151.95から151.19まで下落、オージー円が83.70、NZD円は76.91、カナダ円は87.25まで一時売りに押された。