昨晩の海外

昨晩の海外市場は、パウエルFRB議長の発言を受けて、米長期金利が上昇、NY株3指数が大きく下落したことで、ドルの買い戻しが優勢となった。パウエルFRB議長は、「足元の金利上昇について「市場の無秩序な状態は懸念だ」とするも、「一過性のインフレ加速に対して我々は慌てない」と述べ、市場が期待したような金利上昇も対する懸念が示されなかったことで米10年物国債利回りが、1.47%から1.55%まで上昇、NYダウは、一時722ドル安、ナスダック指数は2%を超える下落となり、リスク回避の動きが強まった。尚米週間失業保険申請件数は、予想を下回ったが、前週よりは増加したことで、相場の影響は限られた。
 ドル円は107.95まで上昇、ユーロドルが1.1961、ポンドドルも1.3881まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は129.64を高値に129.05まで下落、ポンド円が150.74まで一時上昇後149.77、オージー円は84.05から83.18、NZD円が78.23から77.38、カナダ円は85.55から84.97まで売りに押された。